便秘

*はじめに
介護していると、案外大きな問題で、時には腸閉塞まで引き起こすやっかいな”便秘”。
介護者の間で排泄に関する話題は、尽きる事がありません。
皆さん、まさしく『うんちく』を語られ(*^^*)、御自分なりの工夫と技術を、いかによく身につけていかれたのかがわかります。
時には”ベンちゃん”、”ゴールドフィンガー”等、介護者の間では、珍妙な言葉が飛び交います。(笑)

ここでは、義母の介護体験を基に、薬の種類や方法について、御紹介させて頂きたいと思います。
しかしながら、個人個人で、体調、症状は様々ですので、参考程度とお考え頂き、最終的には主治医と、よく御相談下さいませ。

*頑固な便秘の始まり
緩下剤(プルゼニド:注1)を服用していた義母は、あまり便秘に苦しむ事は無かったのですが、骨折で入院を機に、大きなストレス、運動量、食事の変化に伴い、頑固な便秘となりました。

それは、ひどい便秘で、ようやく排便出来た時、「カタン」と石ころが落ちたような音がしたのには、とても驚きました〃◎_◎〃
あまりひどい排便困難時には、肛門周辺を押さえると助けとなるようでした。

*坐薬
以来、便が腸に長く停留し、硬くならないように、排便間隔日数に注意を払い、2日排便が無ければ、坐薬(テレミンソフト:注2)で、排便を促すこととしました。

後に、わかった事ですが、坐薬が効く時間は、体力、運動量、体調によっても違う様でした。
始めは、15分後、のちに30分、次第に数時間と、排便までの時間は延びて行きました。
また、便意も、体力その他によって、だんだん弱くなったようでした。

坐薬使用法については、看護婦さんより、瞬間麻酔剤(キシロカインゼリー:注3)をたっぷりつけ、なるべく奥(指の第2関節くらい)まで、挿入するよう、指導がありました。
ゼリーについては、保険適用薬で、医師から処方可能です。

体力がかなり低下した方には、キシロカインは悪影響がある場合もあり得るそうで、注意が必要なのだそうです。
そこで最近では、一部の医機関ではキシロカインゼリーに代えて、ルブリケーティングゼリー(輸入・発売元 ジョンソン・エンド・ジョンソン フランス製)が処方されているようです。

*緩下剤
服薬していた緩下剤プルゼニド、他によく耳にする薬、通称「カマ」(酸化マグネシウム:注4)は、薬が腸管内で水分を吸収して膨張する事によって、便の体積を増やし排便を促すので、空腹時、たっぷりの水(約コップ1杯)と一緒に飲むよう、服薬指導がありました。

錠剤、散剤が飲みにくい方には、ほかに水薬(ラキソベロン:注5)があります。
義母の場合は、ラキソベロンがよく効きました。

*便の柔らかさは?
便を出しやすくする為には、便を柔らかくする必要がありますが、体力や腹筋が低下した方の場合、いきむ力があまりありませんから、単に柔らかいだけでは、なかなか排便出来ないこともあります。
義母の場合は、形が無いくらいやわらかくが、目安でした。

*摘便
病状悪化に伴い、ポータブルトイレにも座れなくなった義母は、腹圧もかからない寝たままでの排便は、坐薬を使用しても、軟便にしても困難となり、2〜3日に一回は、摘便が必要になりました。
ここで、ゴールドフィンガーの登場です!!(^_^;)

まず、便を直腸まで下ろす為、数時間前に坐薬を入れておきます。
次に、本人の足を曲げて横向きにし、下腹部を押しながら、キシロカインゼリーをつけた指を、肛門から入れて、大きく、ぐるぐるかき回すようにして、ゆるゆる便を掻き出します。
便の硬さによっては、下腹部を押すだけで、簡単に排便出来る時もありました。

これらの方法は、義母には合いましたが、患者さんによって、薬も方法も違う事と思います。
いずれにしても、排便は、大仕事!!
介護者は、この大仕事を済ませると、何やら嬉しくもあり、ホッとするものですね。(*^^*)

注1:プルゼニド、錠剤、腸の運動を促し、腸内での水分吸収を抑える作用により、便を出やすくする。
漢方薬のセンナの成分と、似ている。

注2:ビサコジル坐薬、テレミンソフト、冷暗所保存。

注3:キシロカイン、ここを御覧下さい。

注4:酸化マグネシウム、プルゼニドと作用は似ているが、腸に直接働きかけるのでは無く、薬が水分を吸収し、便の体積を増し、排便を促す。

注5:ラキソベロン、水薬、大腸を刺激する事で、排便を促す。
丁度良い量を見つけるのが、始めは少し難しい?

*他に、便秘に関して、ここも参考になります。

H.14.2.15 記   


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