施設名
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特徴、対象
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費用
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介護老人福祉施設
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日常生活上必要なサービスを行なう。
要介護と認定された高齢者で、65才以上・身体・精神上の著しい障害があり、在宅にて介護が受けられない方を対象とする。 医療が必要になった場合は、受けられない為、退所しなければならない場合もある。 |
介護度・施設によって異なるが、1割負担分が月額2〜3万円前後。
他に食費が月額2万5千円程度。 別途、日常生活費が必要。 |
○ |
グループホーム
(痴呆性高齢者 グループホーム) |
介護が必要な痴呆性の高齢者5〜9人程度が、スタッフと家庭的な雰囲気の中で共同生活を行う。 その中で残存能力を引き出し、痴呆症の緩和を促すことを目的とした介護サービス。 要介護者であって痴呆の状態にある方のうち少人数による共同生活を営むことに支障がない方 |
月額60,000円 〜150,000円程度 |
○
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介護老人保健施設
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一定期間(約3ヶ月)をめどに入所し、身体、日常生活動作をリハビリ、訓練を行ない在宅を目指す施設。
要介護と認定された高齢者で、病状がほぼ安定期にあり、高度な医学的治療は必要としないが、家庭で生活するには不安や問題をかかえているという方。 |
介護度によって異なるが月額2万5千円〜3万円前後。
他に食費約2万5千円。 別途、日常生活費。 |
○
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ケアハウス
(軽費老人ホームC型) |
食事付きの高齢者向けマンション。
全室個室で食事・入浴・緊急時の対応を行い生活上の困り事などは担当の職員が相談に応じる。 寝たきりになると退去。 |
対象者の収入によって異なるが月額50,000円〜150,000円
※電気・水道・電話代は本人負担 |
×
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*ここで言う食費は、所得に応じて減額されます。(市への申請が必要)
*理美容代等、日常生活費は全て、自己負担。
病状の安定した高齢者が利用出来る医療施設には、一部一般病院と、療養型病床群があります。入所期間は、3〜6か月で退所を促す所や、生涯入所できる所など、施設によってさまざまのようです。 「老人病院」とは、老人の入院比率が高く、一般病院に比べると医師と看護婦の人数が少ない代わりに、介護職員を配置し、介護や生活支援に重点をおいた病院の総称。 約20年前、60歳以上の入院患者数が60%以上の病院を「老人病院」にすると規定され、その後老人病院は「特例許可病院」そして「介護力強化病院」へと名を変えました。 こうして、医療保険制度上は「老人病院」という定義はなくなりましたが、一般的に高齢者が多く入院している病院のことを総称して現在も「老人病院」と呼んでいるようです。 |
医療施設の種類・特徴
種類
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特徴
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費用
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保険の種類
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療養型病床群
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医師、看護婦、介護職員の人数とケアの面では介護力強化病院と同じながらも、居室や廊下幅が広いなど、環境面が改善された病床。
療養型病床群には、医療保険適応と介護保険適応の病床がある。 たとえば100床の療養型病床群を持っている病院でも、そのうち50床を医療保険適応、残りの50床を介護保険適応と分けているところが殆ど。 医療保険適用の場合には、病院にとっては一人当たりの医療費が定額である「定額払い」が原則であり、病院経営上医療行為やスタッフの配備に限界がある。 |
医療費の自己負担分。 その他、日常生活費、食費等が必要。 |
医療保険
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療養型病床群
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療養型病床群の中の、介護保険適応の病床。
要介護1以上の方、対象。 全国的に設置数が少ない。 |
上記の療養型病床群とは、保険の種類が違うので、利用料が異なり、多少安い。 介護度によっても異なるが、2万5千円〜4万円程度。 その他、日常生活費、食費等が必要。 障害者医療費助成制度など、医療機関で利用できたサービスが利用できない。 |
介護保険
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老人性痴呆疾患療養病棟
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寝たきりなどの状態にない痴呆性高齢者で、自宅や他の施設で療養が困難な人に対して長期的に精神科的医療ケアを提供する施設。 看護職員だけでなく、介護職員、作業療法士などの設置が義務づけられている。 老人性痴呆などに関する専門家による医療相談、鑑別診断、治療方針の選定、夜間・休日の緊急時の対応。他に、医療・福祉サービスの情報を提供するため、精神科をもつ総合病院などに設けられている。 病棟には入所・家庭復帰訓練室、重度の身体的合併症用病室、生活機能維持室、デイルームなどが設けられている。 |
医療保険か介護保険、利用する保険によって異なる。 |
医療保険
(介護保険が利用出来る病棟もあり。) |
*ここで言う食費は、所得に応じて減額されます。(市への申請が必要)
*理美容代等、日常生活費は全て、自己負担。
H.15.10.7 記