妄想とせん妄 |
*せん妄
せん妄は、不眠と間違われやすいですが、これは意識混濁(周囲の認識の明晰さの減少)、錯覚、幻覚をともない、不安、恐怖などが加わった状態を言います。 【原因】
痴呆があると、せん妄は起こりやすくなりますが、せん妄があるからと言って、痴呆と言うわけではありません。
逆もまた真、ではない様です。
【前ぶれの症状】 義母の場合は、目つきが悪くなる、イライラする(特に「早く!早く!」と言ったり、拍手をするように手を打ち鳴らし要求を言う)、やくざのようにからんできて、会話にもトゲが出てくる、などが危ない信号でした。(^_^;) 【対応】 *幻覚出現時は、それが何であるか知らせたり、触らせたり、錯覚の原因になるような物は片付ける。 例えば、光で影を作るような物は、片付ける。 壁にかけてある物はをはずす…、など。 それでも幻覚があるときには、一緒にで話を合わせたり、嫌な物だったら「追い払ったから大丈夫」と、声をかける。 話を合わせたり、お芝居しにくい時は、見えている物について、「どんなかたち、色は、かわいい?気持ち悪い?」または、「私には見えないけれど、○○さんには、見えるのね〜」と言ってみる。 義母の場合私は前ぶれが見られたら、夕方なら導眠剤を早めに使っていました。
症状が強くなってからですと、もう眠剤も効きませんから。。。
一度、ワインと一緒に眠剤を飲ませたら、せん妄がとても強くなり、2日間眠らなかった事がありました。 |